昼活12/2:社会・集団によって「貧困」の様相が異なる?!
某国の友人から、「貧困」についての興味深い話を聞きました。
いわく、
某国は国の面積が広大で、人口も莫大。
貧富の差は非常に大きく、地方に行くほど「貧困」だが、
人々は「貧困」によるストレスはあまり感じない傾向があるようだ。
また、その状況、i.e.,「貧困」を改善しようという考えはあまり持たないように見える。
芋だけの食事でも「お腹が膨れればそれでいい」。
なぜなら、周りみんなが貧困だから。
そういった集団が国の大多数を占めるから。
この話の確度はさておき、
「『貧困』といえばメンタルヘルスに悪影響」
という思い込みが強かった私にとって(個人的な体験によるところが大きい)、
「貧困がメンタルヘルスに特に影響しない集団もあるかもしれない」
というのは大きな衝撃でした。
また、今まで読んできた多くの論文の中でも
「貧困=メンヘル問題」の主張において特にhedgeがされていなかったし。
これはちょっと面白い。
- 文脈(社会や集団)によっては、「貧困」が人々のメンタルヘルスに及ぼす影響が異なる
- また、人々の「貧困」に対する受け止め方(perception)も態度も異なる
さらに、「貧困」の様相が様々あるとしたら、「そのタイポロジーがあるのでは?」という仮説に至りました。
「〇〇的貧困」とか。しらんけど(←)
そういう研究がないか、探してみたいと思います。
(私はタイポロジーが好きです。すぐに分類したくなっちゃう。)
次回予告:
イギリスが相対的貧困をかなり改善したというのを読みました。
具体的にどのような施策があったのだろう?
というわけで、近々それについて調査・まとめを書きたいと思います。